会長あいさつ
この度は、公益社団法人広島県不動産鑑定士協会のホームページをご覧頂き有難うございます。
私どもは、不動産鑑定士が組織する県内唯一の公益社団法人です。昭和50年8月に日本不動産鑑定協会(現公益社団法人 日本不動産鑑定士協会連合会)広島県部会として発足し、平成5年4月には社団法人化、その後の公益目的活動が認められたことにより、平成24年9月に公益社団法人に移行し現在に至ります。
これもひとえに、関係各位の皆様のご理解,ご支援の賜物と深く感謝しております。
さて、不動産鑑定士は、国土交通省・都道府県が実施する地価公示・地価調査をはじめ、相続税標準地評価,固定資産税標準地評価といった公的評価のほか、売買あるいは交換の評価、公共用地買収や訴訟等の評価,金融機関の担保評価,更には不動産の証券化,企業の時価会計,地代・家賃改定のための評価など、その業務は多岐にわたります。近年は、自然災害の被災地における住家被害認定調査の支援など、新しい分野への取り組みも注目されています。
不動産は、社会及び経済活動の基盤をなすものですが、近時は、円安・物価高、建築費の高騰や金利上昇リスク、人口流出・少子高齢化などにより、不動産市場の先行き不透明感は増しています。こうした中で、不動産の適正な価格・賃料形成に対する社会的要請は一層高まっており、我々不動産鑑定士は、その社会的責任を重く受けとめております。
当協会は、地域に密着した専門家集団として、県民福祉の増進への寄与及び県土の健全かつ均衡ある発展に資するため、不動産に関する無料相談会や講演会の開催、不動産マーケットに関する調査・研究として不動産DI調査(業況判断指数)などの公益目的事業を毎年定期的に実施しておりますので、是非、ご活用いただけますと幸いです。
また、こうした事業を通じて不動産鑑定評価制度に関する社会一般の理解と信頼を深めるとともに、不動産鑑定士の資質の向上を図ることにより、県民の皆様への更なる貢献に努めてまいります。
今度とも、当協会に対するご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。